童夢
- 著者
- 掲載雑誌・レーベル
- アクションデラックス
- ジャンル
- #SF・ファンタジー漫画#アクション・アドベンチャー漫画#青年漫画
第4回日本SF大賞受賞。小説以外の作品での同賞初受賞作品。
1980年代のとあるマンモス団地で連続変死事件が発生。警察の調査も甲斐なく手がかりひとつ掴めぬ中、担当の刑事部長も団地の屋上から謎の墜落死を遂げる。一方、新しく団地に越して来た小学生悦子(エッちゃん)は、赤ん坊に悪さをしようとした人物に気づきそれを諫める。『なんていたずらっ子なのかしら』いたずらっ子とは、団地に住む独居老人のチョウさん。強力な超能力の持ち主である彼こそが連続変死事件の犯人であり、一連の事件は、子供返りをして善悪の判断のつかぬチョウさんの、無邪気ないたずらにすぎなかった。エッちゃんに気づかれたことに脅威を感じたチョウさんは、団地の住人を操作して彼女の殺害を企む。攻撃を僅差で交わすエッちゃんだが、友人の吉川君とヨッちゃんが銃撃されたことにより感情が爆発。チョウさんとの直接対決に突入する。子供と老人の戦いは団地全体を巻き込み、更なる惨劇を生んでいく。
東野幸治
2012/9/25
今まで読んだマンガで、いちばん面白かったのは?って聞かれたら、大友克洋さんの『童夢』(※2)ですね。あれはびっくりしました。言うまでもないかもしれませんけど、ものすごい描き込みと、超能力バトルと、もちろんストーリーも。出典:屋根の上のマンガ読み第12回